ココロブログ

自分自身の思考や感情とうまくつき合って行くヒントをコラムでご紹介します。
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こんな大人になりたくない

私は以前とある携帯電話メーカーのお客様センターで電話応対をしていました。
子供からお年寄り迄幅広い年齢層とお話をします。
なにより一番苦手だったのは、こんな中年の方です。

「壊れた!!!どうしてくれるのよ!!!」と激怒して電話がかかって来ました。
電話口なので、携帯電話の状態が解らない為詳しい事情を聞こうとしても、一方的に弁償しろとまくし立てます。
必死になって状況を伺うと電源が入らないと絶叫。丁重に電源ボタンを長く押すよう促すと「ピー」と電源ONの音が電話口から聞こえる。
「あ、治った」と勢いのなくなった低い声でつぶやき、そのまま電話を切ってしまいました。

同じように烈火の如く怒って電話をかけて来るオジサンオバサンがたくさんいました。
こういう方の共通している特徴は
  • 話に主語がないため意味がなかなか把握できない
  • 何故そうなったのか自分で考えない
  • 相手の話を全然聞かない
  • すぐ感情的になる
  • 自分が客だからと威圧的に出る
  • 問題が解決してもお礼を言わない

こう言う人の対応が終わる度に「絶対こんな大人になりたくない」と思いました。

電話だと対面しない上匿名性が高い為本性が出やすいと言う事もあるでしょう。
しかし、若い人の多くは最初に「携帯の電源が入らないのですが何故ですか?」と冷静に聞いて来ます。
中年やお年よりの方でもきちんと会話をしてくれる方も大勢いました。
なぜ、こう言う大人が多いのか考えました。
恐らく「自分は全て正しい」「自分を中心に世の中が廻っている」と思っているのではないでしょうか。
自分が解る事は相手も分かって当然と思っていれば話に主語がなくなるでしょう。
自分が正しいからそれを覆されると腹が立つのでしょう。
自分が壊れたと思ったから携帯のせいにするし何故電源が入らないかも考えないでしょう。
自分が客だから偉いと思ったら相手にお礼の一言も言わないでしょう。

だんだん大人になって行くと、アドバイスをしてくれる人が減っていきます。
逆に若い人にアドバイスをしてあげる立場になってしまいます。自分の弱い部分を見せることも出来なくなってきます。
また、自分の周りの世界が狭くなって単調になってしまうと柔軟な考えが出来なくなります。
観察によると早くは、20代後半の専業主婦からこの特徴が始まっています。
いくつになってもいろんな物事に興味を持ち続けて、広い視野と柔軟な思考を持ちつづけていたいですね。
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