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自分自身の思考や感情とうまくつき合って行くヒントをコラムでご紹介します。
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ピーターパンとウエンディ・その2

 今回は、前々回にご紹介した「シンデレラ・コンプレックス」、そして前回ご紹介した「ピーターパン・シンドローム」を踏まえて読んで下さいね。
シンデレラ・コンプレックスを持つ女性がピーターパン・シンドロームの要素を持つ男性と一緒になると、女性は「ウエンディ・ジレンマ」に陥りやすいと言われています。
言葉の説明の前にシンデレラな女性とピーターパンな男性が一緒になった場合の流れをご紹介します。
(ピーターパン・シンドロームの要素を持つ)男性は自己中心的で社会的責任感に欠けていますが、(シンデレラ・コンプレックスを持つ)女性は出会った男性を「王子様(理想の男性)」だと思っています。
そのため、男性からどんなに酷い扱いをされても、どんなに困らされても、社会から外れた行動をとっても、女性は男性の短所を認める事が出来ません。
何しろ相手は自分を守ってくれる理想の男性なのですから。
女性からすれば、男性の所業は「彼(夫)のせいではない」ので他に理由を求めた結果自分のせいにします。
私のせいでこんな事になってしまって…と一生懸命男性に仕えるようになります。
男性は何をしても責められない上に、彼女(妻)から十分過ぎる世話を焼いてもらえますので、さらに自己中心的で無責任な行動を助長していきます。
男性の面倒を見続けているうちに、女性は段々過保護で独占欲の強い「お母さん」になっていきます。

ピーターパンとウエンディの視点でみてみましょう。
ピーターパンは不思議な島から来た空を飛べる魅力満点の男の子ですから、ウエンディは強い憧れを抱きます。
そのピーターの誘いで魅惑的な島に行ったウエンディですが、実はピーター達はウエンディに「お母さん」を求めていました。
ウエンディは求めに応じて、男の子達の母親役を嬉々として引き受けます。
そして、自分を犠牲にしてまで「子供達」に過剰な世話を焼く事に満足感と幸せを感じたのです。
彼女にとって憧れのピーターは、恋人でもあり夫でもあり子供でもある何よりも大切な存在でした。
ピーターがどんなに言う事を聞かなくても、どんなにウエンディを困らせても彼女は一生懸命世話を焼き続けました。

シンデレラ・コンプレックスの根幹にあるものは他者への依存です。
また、ウエンディの強い母性本能は依存が変形したものです。
その内面は、他者から嫌われたり見捨てられる事に対する恐怖、自分を否定される事への恐怖、強い劣等感や自己否定が挙げられます。
そして、ピーターパンと出会ったシンデレラはウエンディに変身していき依存関係を築きます。
これがウエンディ・ジレンマです。
シンデレラ・コンプレックスに限らず、依存傾向を持つ女性がピーターパン・シンドロームの要素を持つ男性と一緒になるとウエンディ・ジレンマに陥りやすいと言われています。

原作のピーターとウエンディの関係は、ウエンディが大人になった事で終焉を向かえました。
ピーターパン・シンドロームの男性とウエンディになった女性の関係も、どうやら末永く幸せにとはいかないようです。
この2人の関係は「共依存」の状態です。
共依存のお話は恋愛依存症の項でご紹介していますので、行く末の気になる方は「恋愛依存症・その3」を読んで下さいね。

余談ですが、ピーターパンの原作では大人になったウエンディの子供ジェーンがウエンディの替わりとなりピーターとネバーランドに行っています。
そして、ジェーンが大人になったらジェーンの子供が…と、ウエンディは世襲制になっていたので驚きました。(^_^;)
次回に続きます。
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